河川はみんなで共有する大切な場所です。皆様が気持ちよく楽しめるよう、基本的なマナーを守りましょう。
そのまま放置すると、知らずに人が通ってつまずいたり転んだりして怪我をする恐れがあります。また、穴だらけになってしまうと自然の美しい景観を損ねてしまいます。みんなが安心して楽しめる環境づくりのために、ご協力をお願いいたします。
どんな遊びでも同じことです。お出かけ先で楽しんだ後は、自分で出したゴミは責任を持って持ち帰るようにお願いいたします。
せっかく「ここで採れるよ」と秘密を共有していただいても、それを広めてしまうことで産地が荒らされてしまったら、教えてくれた方も良い気分ではないでしょう。また、その場所を大切にしている方々にとっても、非常に残念な結果となってしまいます。教えていただいた場所は秘密に守り、感謝の気持ちを大切にしましょう。また、無理に聞き出そうとすることは、相手を不快にさせる可能性があり、慎むべき行為です。お互いが気持ちよく自然を楽しめるよう、ご配慮をお願いいたします。
疑問に思う方も多いことでしょう。インターネット上にはさまざまな情報があふれており、迷うのは自然なことです。そんなときは、河川を管理する役場や市役所に問い合わせてみましょう。きっと丁寧に教えてくれるはずです。
人の気配だけでもアマゴやイワナなどの魚は敏感に察知し、逃げてしまうことがあります。これは、遊漁券を購入して釣りを楽しんでいる方々にご迷惑をおかけすることになります。みんなが気持ちよく自然を満喫できるよう、ご協力をお願いいたします。
法律を調べてみても曖昧な表記が多く、個人で判断するのは難しい場合があります。
その理由の一つは、法律の文面が多義的であり、解釈の余地が幅広いことにあるのかもしれません。 砂金に限らず、水晶や翡翠などの鉱物採集、流木拾いや化石採集にも同様のことが言えるでしょう。いずれの場合も、一般的な常識の範囲内で楽しむことが重要です。
例えば、河川敷にダンプカーを乗り入れて石を採取する、あるいは岩を崩して景観を損ねるような行為は言語道断であり、絶対に避けるべきです。
また、国立公園や保護区、既に採取が禁止されている場所では、そのルールに従い採取を行わないことが求められます。
自然を楽しむためには、環境を保護しつつ、みんなが気持ちよく利用できるよう配慮することが大切です。
パンニング皿に土砂を入れ、水と一緒に揺らすと、土砂が液状化してドロドロの状態になります。この過程で、比重が大きい砂金は皿の底へと沈んでいきます。次に、上の軽い土砂を慎重に洗い流します。この作業を繰り返すことで、最終的に砂金を取り出すことができます。
これら一連の作業をパンニングと呼びます。比重の違いを利用して土砂の中から砂金を分離する方法で、専門用語では「比重選鉱」といいます。
ちなみに、川に落ちている一般的な石の比重は平均して約3程度ですが、砂金の比重は約18と非常に大きいことが特徴です
練習とマニュアルは成功のカギです。ただ動画を見るだけでは、なんとなく理解できた気になるものの、重要なポイントを掴むのは難しい場合があります。
そこで、当店では「砂金採りはじめてセット」をおすすめしております。
このセットには、砂金やパンニングについて詳しく解説されたわかりやすいマニュアルに加え、練習用の砂と小瓶が付属しています。これから砂金採りを始める初心者の方でも、安心して取り組んでいただけます。
パンニング皿にはさまざまな形状がありますが、まずは基本の円形皿から始めるのがおすすめです。砂金採りを進めていくうちに、きっと自分に最適なパンニング皿を探したくなるでしょう。
しかし、どんな形状の皿でも使いこなせるようにするためには、まず基本をしっかりマスターすることが大切です。基本を押さえておけば、応用の効くスキルとしてどんな皿でも上手に扱えるようになります。
当店では、8インチ(直径約25センチ)から15インチ(直径約38センチ)までのパンニング皿を取り揃えています。大きいものが大人用、小さいものが子ども用と単純に考えるのではなく、パンニング皿に土砂をどれだけ盛るか、そしてその量を自分がどれだけ扱えるかを基準に選ぶことをおすすめします。
体力に自信があり、一度に大量の土砂を処理したい方には、大きめのパンニング皿が適しています。ご自身の作業スタイルに合わせて、最適なサイズをお選びください。
タコメガネを使うことで、岩盤上の割れ目などに挟まっている砂金を直接確認することができます。この方法は「メガネ掘り」として知られ、砂金採りの楽しさを一層引き立てます。
タコメガネで岩盤上をじっくり観察し、砂金が溜まっている場所を見つけましょう。その後、手で砂を煽って飛ばすことで、重い金属や砂金がその場に残ります。一度この方法で砂金を見つけると、その楽しさに夢中になること間違いありません。
さあ、砂金採りに挑戦してみたいと思ったあなたへ。自然の厳しさに驚かされることもあるかもしれませんが、その分、思いがけないお宝を発見する喜びもあります。例えば、私が探索中にクヌギの木のそばを歩いていた時、足元にミヤマクワガタが落ちてきたことがありました。
大自然の中で過ごすひとときは、あなた自身にとっても、家族にとっても心に残る思い出となるでしょう。
とはいえ、まずは準備と知識が欠かせません。第一歩を踏み出すために、全国各地の砂金採り体験施設に足を運んでみるのもおすすめです。初心者から上級者まで楽しめる環境で、新しい冒険の扉を開きましょう。
全国には多くの金鉱山が存在します。また、地図で調べてみると、「金山町」「金園町」「金竜町」など、金に関連した町名が見つかることがあります。こうした名前は、砂金採りのヒントが隠されているかもしれません。
しかし、注意が必要です。鉱業権が設定されている場所や、立ち入り禁止区域が存在する場合もあります。勝手に山や川へ入るのはトラブルの元ですので、事前にしっかり下調べを行い、必要であれば許可を取りましょう。また、下流で渓流釣りを楽しんでいる方がいる場合は、その場を遠慮して配慮することが大切です。
・自然の中には危険な動物や植物がいます。特に草むらに入る際は、長靴や長ズボン、長袖シャツを着用し、肌の露出を減らすよう心掛けましょう。ウルシの木に触れると、後で大変な目に遭うこともあります。水辺で活動する場合には、ウェーダーを準備することをおすすめします。
・自然で遊ぶ際には、予期せぬ緊急事態に遭遇する可能性もあります。現地でキャンプをすることがある場合は、スマホの充電や照明電源用にポータブル電源を車に備えておくと安心です。
・移動時には両手が塞がらないよう、荷物をリュックにまとめておきましょう。これにより、行動の自由度が高まります。
水に入っても濡れないように腰や胸まで伸びた胴長が便利です。砂金採りをしていると、どうしてもお尻が濡れてしまったり、冷たい水で体力を奪われてしまうことがあります。こうした状況を避けるためにも、砂金採りを長く楽しむ予定の方はウエーダーの購入を検討することをおすすめします。
ただし、安価なウエーダーは一日で破れてしまうこともあるため注意が必要です。初めて購入する際には信頼性の高いものを選ぶようにしましょう。例えば、当店おすすめの商品を参考にするのも良いかもしれません。
当店では「盤たたき」という行為をおすすめしておりません。「盤たたき」とは、岩盤を砕いたり、バールでこじ開けて割り、その隙間に溜まった砂礫から砂金を採る方法を指します。このような方法は、天然の景観を損ねてしまうため、決して行わないようにしましょう。
自然を楽しむ際には、周囲の環境に配慮し、掘った穴は必ず埋め戻してください。また、野生動植物をむやみに採取することも控えましょう。
さらに、無理をせず深追いしないことが大切です。より多くの砂金を求めて山奥に入ったり、川の深い場所へ踏み込むのは危険を伴います。晴れていても、前日の雨で増水していることがありますので、危険を感じた場合は諦めるという判断も必要です。安全第一で楽しい時間を過ごしましょう。